BALLADMEN - Dear Old-Fashioned Rhythm(LP)

とても、良い、アルバムです。しかしまあ、毎度のことながらBALLADMENをなんと紹介すればいいのかしらと思うところではありますが、DEBAUCH MOODの紹介文にありました「JAPANESE SWINGIN' NIHILISTIC R&B PUNK GROUP」という言葉がすんなり染み入りましたね。良い言葉。1st7インチから近作に至るまでメンバーチェンジもあったものの根幹は変わらぬナイスミュージック。THE BECAUSEやBLOTTOの後期の方向性をより熟成させた…させたけどスモーキーなウィスキー化にととまらず、ハイボールのような親しみやすさも有り。でも日本の下町のハイボール感ではなく、どこぞのPUBで飲む酒のような空気が漂う作品。いや本当に歌詞読んでても思うのですが、こう、日常であり非日常だなあと。日常には違いないのですがこの人はどの世界腺を歩いているのかと思ったり。それにしてもsnuffy smile好きの人にお勧めの一枚なのかどうかと聞かれるならば、間違いなくお勧めでしょう。SAD MELODICかどうかとかそういう次元じゃなくて。好きだろう!?ねえ!としか言いようが無いなと。現に私は大好きです。これを書いているのは9月ですが2017年の個人的ベスト5に間違いなく入るアルバムです。最高。[[12inch]



※以下レーベルページより引用…


結成約7年。BLUES PUNK+DANGEROUS MELLOW RHYTHMの「徹底」にて溢れるラディカルな音楽性、ポーカーフェイス且つ穏やに、されど全てを路地裏へと帰結させるかの動乱を内に燃やし続ける楽曲・音像は、研ぎ澄まされた言葉と共に、戦前から現代までを解釈とした"結論"にて心に帆として大胆と掲げられる。”JAPANESE SWINGIN' NIHILISTIC R&B PUNK GROUP『BALLADMEN』” 暗躍の果てにて完成された堂々の1st full album『Dear Old-Fashioned Rhythm』(LP)ver.がDEBAUCH MOODよりリリースされる。

  今作は計10曲を収録。
そこには過去幾多の活動背景を持ちながらも、全てを上書きしつつ独創的且つ高度な手法にて只管に濃いアンサンブルが連続させていくバンドの存在が色濃く染み付く。Boogieされる安堵と、それらを刹那的に痛めつけるかの濃密なうねりが、各パートの確実な演奏力に情熱的な分離感を与えながら表現。それらを築くは、OLDをOLDとして誇示しながらもそのスタイルを一点にて研ぎ澄ました貫録が密に独創性を漂わすgt/voと、天才的としか例えようの無い多次元・快感の溢れが逆流するほどに最高なdr、そして今作にて加入〜活躍によって過言ではなく完全なるバンドの肝となった新baのトリオによるリアリティアンサンブルであり、ゲスト・プレイヤー(ex-旅団のニシイ ムツミ氏(パーカッション)、ボロキチのサニーボーヤ氏(ハーモニカ))双方の協力にて細かなアレンジがより衝迫として刻み込まれる。
  公言されるHowlin' Wolf、Willie Dixonの描く全て、Professor Longhair並びに全てを経験則の坩堝に引きずり込み、ある種ミニマムな混沌と共にズブどす黒くなったPaul Wellerといった側面も内包しつつ、同じく常に語られる(John Coltrane/Charles Mingus/Wes Montgomery etc..) JazzyなRhythm、残痕としてのJawbreaker、Fugaziの再構築の経緯を含み、様々な方面へも魅力として照らし出す『只ならぬ感』は音楽として骨の髄にまで響いていく。

 Aside。Smoky且つハウリングに、情景を乗せた喉がスウィングとバップの中間を幕開ける一曲目『Back In My Town』。バンドの魅力が即効に一音一音溢れ、その後も有り余るほどの質感が情報量として圧倒的に誇示されていく。うねるが如くフックアップされたPUB ROCKの幅と儚さや、日本の終戦から直近数年に亘り舞ったであろう繁華な夢・外の文化への当時の人間が肥大させたイメージを絡めつつ、即座にそれらをぶち壊すようなソリッドさを混じり合わせながら、華々しい100%BLUES PUNK MUSICは連続されていく。BALLADMEN活動初期を彷彿とさせつつも延長線上としての経緯を想像させる楽曲から、現在に至るまでの明らかな『振り切り』までが盤を回転するごとに伝わりゆく充足感に溢れ、留めはスタンダードナンバー『SUMMER TIME』のカバーにて象徴性を帯びながらAsideは〆られていく。そしてBside一発目、タイトル曲『Dear Old-Fashioned Rhythm』の衝動と上記にて触れた全ての合致の強烈さが当バンドのインパクトを尚決定づけ、その後の至極のバラッドや、Ronnie Self『Home In My Hand』のはまり過ぎている噛み付くカバーへと流れる。そしてラストは変化球、情景Old Blues Country楽曲のalternative解釈までと、魅力が振り切れていくかのごとく収録時間一杯に拡がり続けていく。

 2/3メンバーは三重県伊勢市を故郷としてルーツに持ち(現在は東京に拠点を移し活動)、少年期から既に始まっていた『繰り返さず、振り返らず、世相に媚びず』な創作意欲と鍛錬によって築かれた"才能"は、現在の新メンバーとの合流によって自他共に認める充実の下一段と輝きを見せる。それら人生全てが遺憾なく発揮されたgreat album。戦前PUNKとPOST HARDCOREの架空のミッシングリンクはまさに”ここに在るもの”かのごとく2017年に叩きつけられ、今後もより現実性を帯び、衝撃的なLIVEと共に記憶は上書きされ続けていく事だろう。

※ジャケットデザイン:伊達 努
京都在住イラストレーター。本作のような版画風の作品、ポップなイラスト等、幾つかの画風で活動中。今回はバンドがタイトルソングとなったDear Old-Fashioned Rhythmの歌詞の内容を伊達氏に伝え、それを絵に起こすかたちで作成された。大の映画好きで、京都のDJイベント"ダサい曲をかけるパーティ"のフライヤー等も担当している。



   

2,000円

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